女優として、歌手として成功している女性タレントとは

大女優の貫禄

機関銃片手に暴れている薬師丸ひろ子さん

最後に紹介するのは、デビュー当時こそアイドルと見られていたが、現在では日本を代表する女優としても名の知れている『薬師丸ひろ子』さんについてだ。薬師丸ひろ子さんといえばやはり女優としての印象が強いといえるだろう。特に一昨年放送されたNHKドラマ『あまちゃん』では主人公の母親役として活躍し、お茶の間で話題を呼んでいたこともよく知っているだろう。とはいえ、薬師丸ひろ子さんのデビュー当時を知っている人にとっては、嬉しい限りの躍進ぶりといえる。

芸能界デビューを決めた当時こそあどけない少女として華々しく女性アイドルとして活躍していくだろうと期待されたが、当時の薬師丸ひろ子さんを冷静に分析してみると思うのが、『どうしてこうなった?』と思わず投げかけたくなるからだ。作品にちなんでというのも考慮しても、それでも1980年代の女性アイドルといった見方をすればあまりに前衛的すぎるスタートだったと言わざるをえない。なにせ薬師丸さんが広く世間から認知されるようになった作品でもある『セーラー服と機関銃』において、役柄もあってか劇中では本当に機関銃を振り回す姿が演出として行われ、さらに同名タイトルで歌手デビューも果たしたが、今でこそ別段違和感はないもののこの時代でいえばあまりに特殊なケースだ。

恐らくだが、現在セーラー服を着た女子高生が機関銃片手にする話や、女性が銃を持って敵と戦うといったマンガやアニメ作品が登場するようになったことに、少なからず影響を与えているだろうと思われる。何せ作品で純白セーラー服を身にまとった薬師丸ひろ子さんが機関銃をぶっぱなしているのだから、誰も彼も強烈すぎる印象に目が捕らわれたのは間違いない。

話題の女優

女優としての色合いが強い

その後80年代は女性タレントにとって歌手と俳優という仕事は両立して行われるものだったこともあり、薬師丸ひろ子さんもその流れに乗っとっていたが、90年代に入ると歌手活動としては一旦休止状態にはいって女優として道を歩んでいる。その過程で結婚を経験しているが、6年間の結婚生活後に離婚をしている。そのため、現在も独身であり、しかも田中好子さん同様実子に恵まれていないという。

ここも少し意外なところかもしれない、何せ薬師丸ひろ子さんもまた田中好子さんとは全く別タイプの母親役としての印象が強いからだ。実際、子供がいないため子供を持つ親の気持ちなどがわからないと独白している。それを補うためにも実際に育児をしている人を観察して研究し、自分なりに表現しているという。そういう点を考えると日本を代表するなどと呼ばれるようになったのも薬師丸さん自身がいまだ経験していない人生を、まるで歴戦のオカンばりに演技できているからだろう。

新たな境地を開拓した薬師丸さんはその後も話題作に出演し、母親役にも何度と無く挑戦したことで安定した人気と知名度を獲得し、今ではアイドル時代などなかったと言わんばかりに現在も活動している大女優として知られている。さすがに今でも機関銃という印象こそ無いと思われるが、当時を知っている人には定番中の定番的な印象といえる。

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再び歌手として

そんな薬師丸ひろ子さんが近年歌手としてもう一度注目を集めている。それまで度々楽曲を発表するなど活動していたが、最近で言えば『あまちゃん』という作品によって薬師丸さん自身の歌唱力がこれほど上手かったのかと評価が改められたというエピソードがある。このような現象が起きたのは、同作品で演じた配役では『音痴』という設定であり、それに忠実に演技をしていたため、中には本当に下手くそと受け取られてしまっていたという。そんなドラマも最終回を迎えた時、演技ではない薬師丸ひろ子という女優として、歌手としての実力を発揮したことによって今までのは全て演技で、これが本当の実力なのかと圧倒される人が続出したという。

こういった点を考えれば良い意味で視聴者を騙すことに成功し、自身の評価をさらに向上させた点を考えると、ある意味策士なのかもしれない。それでも薬師丸ひろ子さんの軸はすでに女優に傾いているため、今後も女優を中心とした活動になっていくだろうと言われている。